スピーチ あいさつ 仏事 通夜の席で

あいさつ 仏事

スピーチ あいさつ 仏事 通夜の席で 故人の息子より

皆様、本日はお忙しい中を、ごていねいにありがとう
ございました。
父は、一昨年会社を退職してからというもの、昨年から
体の不調を訴え、入退院を繰り返しておりました。今年は
病気を克服し、自宅で好きな書道を楽しみながら静養して
おりましたが、三日前に突然に容体が急変し、○○日午前
三時とうとう帰らぬ人となってしまいました。
本人は、病気が回復したらなにかもう一つ趣味をもちたい
と、楽しみにしておりましたが、その矢先の急逝でした。
六十〇歳という年齢は、平均寿命が延びた現在では
早すぎる思いですが、しかし家族全員にみとられながら
静かに逝去した父の安らかな表情をみて、これが父の
天命であったと思うようにいたしました。
皆様の温かいご厚情に深く感謝申し上げます。
つきましては、供養のために心ばかりの酒肴を用意させて
いただきました。
父の思い出など語りながら、ひとときを過ごしていただけ
れば何よりでございます。
本日は、ほんとうにありがとうございました。

◆あいさつのポイント
「通夜」は、弔事の中で参列者が集まる最初の儀式です。
ポイントしては、弔問にたいするお礼のことばから
はじまり、さらに死にいたった状況を簡単に説明します。
お坊さんの読経のあとに酒宴のもてなしがおこなわれますので、
その案内も簡単にのべて最後にお礼の言葉でしめくくります。

◆通夜
「通夜」は本来、家族や親族そして親しい友人たちが
夜通し故人の側で過ごす「最後の夜」をともに過ごす
儀式でした。つまり身近な人たちが集まり故人との
最後の別れをするための儀式だったのです。
そのため祭壇なども簡単なものだったようです。
しかし、現在は祭壇も本格的に作り、知人や仕事
関係の人も多く集まるようになってきました。
そのため時間も、一般的には6時頃頃からはじめ
9時頃には終了するのが多くなっています。
この呼び方は、「半通夜」と呼ばれています。

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