スピーチ あいさつ 永年勤続社員表彰式で 本人より

①本日は、まことにありがとうございます。
私は一社員として、誰もがおこなう当然のことを、コツコツやってきた
だけでありまして、このような栄誉ある表彰をいただきまして、身に
あまる光栄でございます。

また、社長より過分のお言葉をいただき、さらに記念品まで頂戴
いたしまして、心からお礼申し上げます。

私は確かに、３０年という歳月を、この会社と一体になって過ごして
まいりました。しかし、この３０年、なら自分は、本当に会社のお役に
たったのだろうかと、振り返ってみたとき、まだまだ努力できたのではと
汗顔恐縮する思いでございます。

根気がなく、本当に飽きっぽかった私がいままで、大きなミスを起こす
ことなく勤めさせていただいたのは、ひとえに社長をはじめ、上司、そして
同僚、あるいは後輩の皆様のお力添えがあったればこそでございます。

今日、私がこうして晴れがましい表彰をいただけましたのも、皆様の
おかげであると感謝しております。

そして、この三十年を振り返ってみますと、わが社の大きな発展を
いまさらながら実感いたします。私が入社した当時、社員はパートを含めて
２０人ほどでした。

もちろん、激戦区のこの業界には、強力なライバル企業も多く存在して
おり、社長の陣頭指揮のもと全員必死で働いたものです。

社長、そして役員皆さまとも、いっしょに徹夜して、ああだ、こうだと
日夜、どうすればライバル企業に追いつき追い越せるのかとそればかりを
考えた毎日でした。

いまでは懐かしい思い出になってしまいましたが、でも、つい昨日のことの
ようにも思えます。

②私などは、本当に微力でありますが、本日の栄誉に報いるためにも、さらに
たゆまぬ努力をいたす所存でございます。

どうぞ、皆さまこれからもいっそうのご指導とご助力を賜りますようお願い
申し上げます。
わが社のますますの発展を祈りまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。

◆ポイントと複数の代表としてあいさつする謝辞例

◆永年勤続社員が複数おり、その代表としてあいさつする場合

①本日は私どものために、このような晴やかな式典をご用意いただき、まことに
ありがとうございます。また先ほどは社長より過分のお言葉と栄えある記念品を
頂戴し、非常に感激しております。

②もとよりたいしたこともできませんが、この身の続くかぎり、先輩方からご指導
いただいたことを、後進に伝え、いままでのご恩に報いたいと存じます。
どうぞ、これからも変わらぬご指導、ご助力をよろしくお願いいたします。

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