スピーチ あいさつ 学校行事のケース

スピーチ のコツ

学校や教育に関するあいさつ・スピーチ作成のケース

学校や幼稚園などの行事には、教師と生徒(児童・園児)とPTA関係の
三者が同時に列席することがほとんどです。
ですから、その三者がいる場であいさつやスピーチをおこなう場合
常に、他の二つの立場の人がいることを意識したあいさつやスピーチの
構成を考える必要があります。

たとえば、学校側の立場にある人が、PTA関係者に対して話すときは、
そこに児童や生徒もいた話を聞いているわけです。
そのときに子どものしつけ・教育法の具体策などを話すのは適切ではないでしょう。

また、教師やPTAの役員が生徒に対して話すときは、自分たちだけに
わかるような専門用語・語句を使わないように気をつけなければなりません。
専門用語や相手にわからない語句を使ってあいさつやスピーチをしても
聞き手が、理解することが困難にならないように注意します。

例えば、日ごろの言葉遣いで、
「1学期のスタートカリキュラムは・・・・」などと、ついその語句が
口に出たら、すぐに

「スタートカリキュラムとは、日本語で言えば1学年当初の教育課程のことで、
各学校ごとにどのような教科・科目を何単位履修・習得するかということを
定めたもの。」です。

などと、説明を入れてあげることも大切です。

また、PTA関係の行事でのあいさつやスピーチで、気をつけたいのが
自己中心的なスピーチであると言われます。

教育熱心なあまり、全校、あるいはクラスの代表としての立場であいさつしなければ
ならないのに、わが子の教育法などの話題に終始してしまう例などがこれにあたります。

環境が違う人にとっては、とても聞き苦しい話ですのでぜひ避けたいところです。

しかし、学校行事のなかでも、同窓会やクラス会などのあいさつやスピーチは、お互いに
遊び叱られながら、大人になった者同士の和気あいあいとした会合ですので、そういう場では
昔に戻って、ざっくばらんに話すのが良いでしょう。
ただし、恩師が出席したような場合には、恩師にスポットを当てた話や恩師にたいしての
言葉遣いや心づかいが必要です。

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